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難治性血液疾患に対する移植とチーム医療:
きめ細かなモニタリング医療
■適正なモニタリングにより移植の安全性・確実性を確保

岡田  現在、当院で実施されているモニタリングの種類と、それぞれの目的についてご説明いただけますか。

池亀  臍帯血移植にしても、HLA半合致移植にしても、病期が進行した難治例を適応としているので、標準的な移植と変わらない治療成績を得るためには、モニタリングは非常に有効な手段だといえます。
 たとえば、進行例での再発を早期に見極めるには、微小残存病変(minimal residual disease; MRD)によるきめ細かなモニタリングが有効です。GVHDのコントロールが非常に難しい症例であれば、sIL-2Rのモニタリングをしながらフォローしていくことが重要になります。また臍帯血移植のように、免疫学的な再構築がネックになる場合には移植後の免疫回復やキメリズムを細かくみていくことで、早期の対応を図っていきます。
 さらに、移植成績を左右する重大な要因の1つである感染症対策として、サイトメガロウイルス、EBウイルス、アデノウイルスなどのモニタリングにも力を入れています。

小川  適切な指標を用いたモニタリングによって、移植患者さんの状態を科学的に証明していくことで、造血幹細胞移植の安全性を確認することが最大の目的になりますね。


小川啓恭
小川啓恭
血液内科教授
池亀和博
池亀和博
血液内科講師



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